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【大学受験】共通テスト-日本史で満点を取る教科書の読み方

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目次

【大学入学共通テスト】日本史で満点を取る教科書の読み方

受験生の皆さんは大学入学共通テストでどのくらいの得点を狙っていますか。

それぞれのレベルによって目標は異なるでしょうが、暗記系の科目に関しては全員満点を狙って下さい。

マークシート方式の試験は万人に満点を取るチャンスがあります。

特に日本史をはじめとする社会、理科基礎は満点が出しやすい科目です。

今回は皆さんに満点の取るための勉強方法を教えます。

例として日本史を取り上げますが、世界史や倫理政経、理科基礎でもこのやり方は有効です。

用意するのは学校の「教科書」だけで構いません。

教科書の読み方を覚えれば、誰でも満点が取れます。

ちなみに私は受験時代に文系でセンタートップ10に入りましたが、日本史などの暗記科目は常に満点近い点数を取れるように仕上げて本番に臨みました。

しかし、私も夏頃は60〜70%程度の得点率だったので、半年あれば十分間に合います。

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教科書を全部覚えれば・・・

「山川の教科書を全部覚えれば、テスト内容は全て理解できる」が基本的な考えです。

1次試験は文科省の傘下にある大学入試センターが作成することもあって、基本的には教科書内容をベースに問題が作られます

そこから逸脱した難問が出ることは稀で、出題があっても1、2問でしょう。

最終的に満点が取れるかは運になりますが、教科書内容が全部頭に入っていれば、95%以上をコンスタントに取ることは可能なのです。

ではどうやって教科書内容の全てを頭に入れるか。

その方法は教科書を読み込むことしかありませんが、読み方には3つのポイントがあります。

日本史の教科書を読む時の3つのポイント

日本史の教科書を読む際は以下の3つのポイントを意識しましょう。

最初は不安になるかもしれませんが結果は徐々に出ますので、コツコツと継続することが重要です。

1. 覚えようとせず、とにかく素早く何周も読む

日本史の教科書内容が全て頭に入っていればテストで満点が取れるといっても、教科書を一言一句暗記しろというのではありません。

それは不可能ですし、そもそも一言一句暗記しなくも満点は取れます。

満点を取るためには、何度も繰り返し読むことが大切です。その際、内容を覚えようとする必要はありません。

歴史小説を読むように内容を理解しながらスラスラと読み進めていきましょう。

細かい注意書きなども全て試験範囲ですので、見落とさず隅々まで目を通して下さい。

日本人が1分間に読める文字数の平均は600文字程度と言われています。

これは文庫文だと1〜2ページです。

山川の日本史は454ページで、そのうち最初や最後の読まないページもあるとして、1日1時間読めば1週間で1周できます。

2周目、3周目になると内容をある程度知っているので3〜4日で1周するでしょう。そのくらいを読むペースの目安にして下さい。

2. 線を引きながら読むのはやめましょう

よく重要単語の下に蛍光ペンなどで線を引いている人を見かけますが、1次試験の勉強においては、はっきり言って逆効果です。

その理由としては試験における重要語句は問題作成者にしか分からないからです。例えば以下のような文章に蛍光ペンで線を引いたとしましょう。

「元は西園寺公経の別荘である山荘北山殿は、足利義満の死後、彼の法号にちなんで鹿苑寺と名付けられた。開山は夢窓疎石である。今は金閣寺として親しまれている。」

上記のように線を引いた場合、ほとんどの人は何度読んでも「足利義満」と「金閣寺」しか覚えられないでしょう。

しかし上記で重要語句となり得るのは、「西園寺公経」「鹿苑寺」「夢窓疎石」などもあります。

これで分かる通り、蛍光ペンを引くのは理解を深めることを妨げるのです。

蛍光ペンを使っていい箇所は「本番の試験で確実に出題される語句」のみで、そこに線を引けるのは問題作成者だけでしょう。

これは前提として理解しておくべきですが、マークシート方式の試験は「問題を導き出す」試験ではありません。

マーク式では「内容の正誤判定」ができれば良いのです。

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だから語句の暗記を厳密に行う必要はなく、何となく日本史の素養があるというレベルで十分満点が狙えます。

3. 模試や過去問の答えと教科書の該当部を照らし合わせる

学校や塾で模擬試験を受けたり、自分で過去問演習を行った際は、その解答(正解)が教科書のどこに書かれているかをチェックしてみましょう。

これをすることによって、テストの出題傾向が把握できます。

何度も続けているとテストに出題されやすい箇所が何となく分かるようになるのです。

この方法は蛍光ペンで線を引くことと似ているように思うかもしれませんが全く別物と言えます。

重要なことはピンポイントで語句を暗記することではなく、もう少し大まかに全体を把握することなのです。

模試や過去問の解答が教科書にない場合は、教科書にその内容をペンで追加するのも良いでしょう。

しかしこれをやるチャンスはなかなかありません。むしろ教科書に何でも載っていることに驚かされる結果となります。

教科書を有効活用して、日本史満点を目指そう!

今回は1次試験で満点を取るための教科書の読み方を紹介しました。コツは何度も反復して目を通すことです。読む際に単語を覚えようとする必要はありません。語句は何周もしているうちに自然と覚えます。

日本史の全体像があらかじめ頭に入っていれば読むスピードも当然上がるので、学校や塾の授業はしっかり聞くようにしましょう。

また模試や過去問などの問題演習は知識を深めるチャンスなので、しっかりと復習して次に活かせるように活用すべきです。

本番以外の点数は関係ないので、練習段階で一喜一憂する必要はありません。継続は力なり。健闘を祈ります。

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