私はセンター試験本番で806点出して志望校に合格しました。
センター試験での得点が800点を超えると、旧帝大でもA判定が出る学部が出てきます。
センター800点オーバーの私が続けてきた受験勉強生活におけるポイントは主に次の5点です。
- 入試日までにこなす全タスク(解く問題)を決めて、それをこなす計画を立てる
- 勉強のウォーミングアップメニューを決めて継続する
- 特に覚えておきたい知識は小さなメモ帳(科目ごと)に手書きして、授業の合間や信号待ちなどの時間に見る
- 入試が近づいてきたら解いていく問題に優先順位をつける
- コーヒーを飲んでお昼寝する
今回は、私の勉強生活のベースである、最初の項目「計画の立て方」について詳しくお話します。
その前に、私の勉強法に必要となる、勉強道具以外の準備物を2点、示しておきます。
・スケジュール帳×1(ウィークリータイプがおすすめです)
・コンパクトなメモ帳×受験に必要な教科数
1000円以内で2点揃います。
それでは早速、計画の立て方についてお話ししていきます。
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意識すべき6つのこと
まず、用意していただいたスケジュール帳に6点書いて頂きたい事があります。
②1か月ごとの大まかなタスク
③今月の1週間ごとのタスク
④今週の1日ごとのタスク
⑤1日に実際に勉強した時間(科目ごと)
⑥休日や時短日
それぞれ解説していきます。
1.入試までの全タスクをざっくり決める
1番最初にすることは、志望校に合格するというゴールに到達するために「具体的にしなくてはならないこと」は何なのか、を明らかにすることです。
受験勉強であれば、科目ごとに決めた問題集や、模試で解けなくてはいけなかった問題をスムーズに解けるようにするなど。
一般的なスタイルとしては、焦ってたくさん問題集を漁るより、科目ごとに「これは回す!」と問題集を1〜3冊決めて、確実に解けるようにすることが先決です。
(どの問題集でも、1冊丁寧に網羅すると偏りのない基礎力がつくように、プロの大人達が一生懸命考えて作っていることは覚えておいてください。)
問題集のレベルの選び方ですが、「解けても5割」くらいが最適です。
〜おまけ〜
問題を解くこと・自分がどうして解けなかったのかを考えることで、その分野の知識・根幹部分の考え方を学ぶ、という姿勢を忘れないでくださいね。
幅広い問題に対応できる応用力に繋がります。
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2~4.タスクをこなす計画を立てる
次に、決めたタスクをこなすには「どの時点でどれくらい進んでいなくてはならないのか」を考えます。
例えば、入試日が1年後で、物理の問題集を1冊(150題)回したいとします。
私であれば、
まず夏休みまでの4か月で1周回す
↓
夏休み〜9月で自力で解ききれなかった問題を1周回す(大半の問題になると思います)
↓
秋の2か月間でまだ解ききれなかった問題を1周回す(模試やその解き直しも忙しくなるので解く問題は限定的に)
↓
受験期直前〜受験期には、間違えた問題を分析し、苦手分野を中心に問題に優先順位をつけてピックアップしたものを解く
という流れで計画を立てます。
1日1〜2題演習する計算です。
続いて、1年の大まかな計画を元に、部活・学校のイベントや定期考査・模試の日程などを踏まえながら、1か月ごとの消化する問題数を設定します。
そして、新しい月が始まる前にはその月の1週間ごとの目標を立て、週末には次の週の1日ごとの目標を立てる。
このサイクルを繰り返します。
1年の計画を逆算して、細かく目標を立てておくと、モチベーションにも繋がります。
1日1日の大切さが実感できて、なかなかサボれなくなりますよ…!
5~6.計画の進捗を調整できるしくみを作っておく
モチベーションの維持や勉強の進度調整のために、1日に実際に勉強した時間を科目ごとに記録しておくこと、休日や時短日を決めておくことも重要です。
勉強の進捗は可視化することが大切です。
単純に、勉強記録は「今日これだけ頑張った!」「また頑張ろう!」と、自分を励ましてくれることも多いです。
ある科目に手こずって時間を取り過ぎてしまったときに、労力をかけ過ぎたことを記録しておくことで、翌日、「他の科目もがんばらなくてはいけない!」と、気持ちを切り替えさせくれる効果も期待できます。
また、なかなか計画通りに進まないことも多いので、設定した休日や時短日に巻き返すことや計画を練り直すことも裏計画としてふんわり立てておくと、計画の達成率が上がります。
でも、勉強は長期戦なので、基本的には「ここは休む!」と決めた日には休むことが大切です。
〜おまけ〜
モチベーションを上げるちょっとした工夫として。
模試や問題集を解く媒体はルーズリーフよりノートがおすすめです。
1冊1冊増えていくのには達成感がありますし、自信に繋がります。
受験生活は打ちひしがれることも多いです。
自分を元気づける小さな工夫の積み重ねは大切です。
最後に、今回お伝えしたかった、受験勉強の「計画の立て方」のポイントをまとめます。
- 入試日までにやる事をアバウトに決めて、1か月ごと、1週間ごと(今月の)、1日ごと(今週の)のタスクを決める
- 計画をたて直したり進度を調整したりできるように、タスクを(あまり)進めない時短日や休日を決めておく
- 1日の勉強時間を科目ごとに記録する
計画を立てるスキル・習慣は、受験勉強が終わった後も一生、活きます!
ぜひ参考にしてみてください。
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