偏差値70オーバーの最難関中学に合格した保護者の体験談です。
受験をするご家庭の参考になると思います。
はじめに
長男は、中堅校受験をメインにした塾に通い、西日暮里の最難関男子校、新大久保の難関男子校、千葉県の難関共学校に合格しました。
難関中学を目指すためには、SAPIXなどの難関校向けの塾に入れるべきだと考える人が多いと思いますが、必ずしもそうでなくても合格はできると思います。
うちの場合は、受験勉強をスタートした小学4年生の時点では最難関中学を受験することは全く考えていなかったのですが、5年生になる頃から成績が伸び始め、本人の意思により最難関校を目指すことになりました。
塾に全てを任せてしまうのではなく、親が主体的に受験にかかわることで、子どもを支えたことが、合格につながったのではないかと思います。
塾の選択について
塾選びにあたっては、自宅から近く送り迎えをしやすい、スタッフの対応が良いという理由のみで深く検討することなく決めてしまいました。
そのため、最難関校を受験することに決めてからは、本当にその塾で大丈夫なのか、SAPIXなどの難関校に強い塾に転塾したほうがよいのか、といことを受験直前まで悩みつづけることになってしまいました。
結果としては、偶然、その塾の雰囲気やカリキュラムが長男にあっていて、受験をするために基礎的な学力については、十分に身につけることができましたと考えています。
成績によるクラス分けや席替えがあったり、カリキュラムの難易度が違ったりなど、塾によって大きく環境が異なり、子どもへの影響も大きいと思われます。
確かに実績も大切ですが、受験が終わってみると、子どもに合う環境を整えてあげるということが一番大切だったのかと改めて実感しています。
難関校受験対策の工夫
小学4年生から通っていた塾で基礎的な力については十分に身に着けることができ、6年生の9月頃にはサピックスオープンでも平均して偏差値65程度をとることができるようになっていました。
しかし、学校別の模擬試験では、成績が伸び悩んでしまい、第一志望校の合格判定については厳しい結果で、難関中学の入試問題への対策が足りないのではないかと考えました。
特に、国語については、第一志望の最難関校の過去問合格者平均に20点~30点ほど足りない状態でした。
そこで、難関中学に豊富な実績がある塾の学校別対策講座を受講することにしました。
対策講座の開始時期が11月であったため、グループ向け講義のカリキュラムには間に合わず、個別で対応することになりました。
結果として、最大の懸案だった国語の得点を大きく伸ばすことができ、本番でも高得点をとることにつながりました。
このように、特に競争の厳しい難関中学については、その試験問題を熟知し指導経験が豊富な塾の先生に指導を受けるということがとても大切ではないかと思います。
実力のある先生と相性があえば、短期間に得点力をアップすることができます。
入塾前にやっていた習い事
長男が中学受験のスタート前にしていた習い事は「水泳」「英会話」「将棋」です。
それ以外に特に中学受験の先取学習はしませんでした。
特に水泳については、小学校入学前から中学受験の学習をスタートする直前まで続けていました。
また、走ることが好きで、毎日、小学校への登校前に、自宅近くの公園で練習を継続していました。
振り返ると・・・
振り返ると中学受験は非常に体力が大切だったと思います。
6年生になると平日は約4時間、休日は約10時間勉強することも珍しくありません。
長男が通っていた塾では、夏休みの勉強時間の目標が400時間となっていました。
このような厳しいスケジュールを、体調を崩すことなく乗り切ることができたのは、結果論になりますが、水泳などを続けることで体を鍛え、体力をつけていたからではないか
と思います。
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