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中学受験-国語苦手男子が記述問題の正答率をUPさせる方法

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つい最近も、小学生の男の子がいるという保護者の方がおっしゃっていました。

「うちの子、算数や理科は得意なんだけど、国語と社会は苦手なんです」と。

特に国語について苦手意識をもつ男子の話は、よく耳にします。

関東の中学受験では、算国理社の4科目がバランスよく得点できることが重要です。しかも国語は、算数に次いで配点が高くなりがちな科目なので、なるべく早いうちに苦手を克服しておきたいところでしょう。

この記事は、次のようなケースにぴったりの内容になっています。

  • 算数は得意だが、国語は苦手である。
  • 説明文はまあまあの成績なのだが、物語文では成績が悪くなる。
  • 物語文で、人物の気持ちについての記述問題が特に苦手である。
  • 国語の偏差値が現時点で50くらい。

これらに当てはまるなら、ぜひこの記事を参考にしていただきたいと思います。

国語苦手男子ということを想定して書いていますが、もちろん女子でも参考になります。

目次

物語文で人物の気持ちを読み取る

国語が苦手といっても、いろいろなケースがあります。

そこで今回は、

説明文のような論理的な文を読み取ることは苦手でないのだが、物語文で人物の気持ちを読み取って記述することが苦手である

というケースについて述べていきます。

説明文だと、設問内容に沿った根拠の部分さえ本文中から見つけられれば、記述問題だとしても解答するのはわりと容易です。

しかし、気持ちを問う問題を含め、物語文の問題だと、根拠らしい部分が本文中から見つけられたとしても、それをもとに、さらに深読みしなくては正解にたどりつけないことがあります。
(もちろんなかには説明文のように、ある程度、明確に書かれている気持ちをただ答えればいいというものもあります。しかし、それだけでは正解できないものもあるということです。)

選択肢問題ならまだごまかせることもありますが、記述問題だと、深く読み取れていないことが採点者にバレてしまうでしょう。

深読みが必要といっても、大人ならすぐに答えがわかるというものも少なくありません。

では、大人と違って、なぜ子どもはこの手の問題で苦戦するのかについて、次の理由問題をもとに考えていきたいと思います。

【状況】
中学2年生の少年A。ピアノが得意。全日本コンクールで優勝できるほどの腕前。
感受性が強く、かなり繊細な面がある。ただピアノに関しては自信過剰気味。
それを問題視したのが、Aのピアノの師匠Y氏。Y氏は、Aの憧れのピアニスト。

【文章】
コンクールの1週間前、YはあえてAに強烈なダメ出しをした。
「そんなに自惚れていたら、お前はこれ以上、絶対に上達しない。もうピアノなんかやめちまえ!」
そう言われたAはひどくショックを受ける。
そしてピアノ教室を飛び出し、しばらく街をさまようのだった。
辺りが暗くなってきたとき、Aがつぶやいた。
「こんな手なんか……」
そしてAは振り上げた両手を勢いよく電柱にたたきつけた

【問題】
「なぜAは振り上げた両手を勢いよく電柱にたたきつけたのか?」
(80字以内)

【解説】
それまでの話の流れから、

憧れの師匠Yからピアノの才能を強く否定されたためAがショックを受けた

というのが理由だとわかるでしょう。

しかし、それだけでは足りないです。次に、――線に注目し、

「では、なぜ両手を電柱にたたきつけたのか?」

と、さらに深読みをする必要があります。
(この際、ピアノを弾く者にとって自分の手の管理は非常に重要なことであり、その手を何かにたたきつけるなんてもってのほかである、という常識も必要となります。)

そうか! ショックを受けているAが、「こんな手なんか……」と言っているのだから、Aは自暴自棄になって自分の手を痛めつけ、もうピアノが弾けなくなればいいと
思っているんだ!

などとわかれば、正解に近づけるでしょう。

【解答例】
「憧れの師匠Yからピアノの才能を強く否定されたためショックを受け、自暴自棄になってしまい、もうピアノが弾けなくなるよう手を痛めつけようと思ったから。」(73字)

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気持ちの読み取りのポイント…大人の目線

いまの理由問題で確信をもって正解する前提として、自暴自棄という感情を理解していなければならないでしょう。

大人なら、かりに自分自身ではそのような体験がなかったとしても、少年Aと同じような状況になった人物の話をそれまでどこかで見聞きしたことがあると思います。

いまの理由問題でも、「あ、前に読んだ小説と同じようなパターンの話かな?」などと思う人もいることでしょう。

そうなると、自暴自棄になっている少年Aの気持ちが想像できると思います。

多少なりとも深く人物の気持ちを理解するためには、自分自身がその人物と同じような体験をしたことがある、または、そういう状況になった人物の話を見聞きしたことがあるということがカギになるのです。

このうち、後者について重要な役割を果たすのが読書です。

読書とは擬似体験することだと言っていいと思います。

気持ちの読み取りが苦手な子どもと得意な子ども

では、気持ちの読み取りが苦手な子どもだと、どうでしょうか。

つまり、自分自身が主人公Aと同様の体験をしていないのはもちろんのこと、読書による擬似体験もしていない子どもの場合なのですが、

「僕なら、ただ泣くだけだ」とか、「僕はこのY先生を嫌いになるな」

など、それぞれの子どもの狭い想像の範囲内で、主人公Aの心情を勝手に限定してしまうことが多いでしょう。

そのあと解答例を見たとしても、あまりピンとこない子どももいると思います。

一方、気持ちの読み取りが得意な子どもだと、どうでしょうか。

大人ほどではないにしても、読書などで少年Aと似たような状況の話をそれまで読んだりしたことがある子どもなら,

「あ、前に読んだ物語と似たような感じの話かな」

などと思えることで、自暴自棄になっている少年Aの気持ちが、ある程度、想像できるでしょう。

「自暴自棄になる」という言葉自体を知らなかったとしても、その代わりに、「やけになる」などと、Aの心境が表現できるのではないかと思います。

まとめ…対策

今回は、特に小学生の男子が苦手なことの多い「物語文での人物の気持ちの読み取り」に的をしぼって説明しました。

気持ちを問う問題を含め、物語文の問題だと、根拠らしい部分が本文中から見つけられたとしても、それをもとに、さらに深読みしなくては正解にたどりつけないことがあるわけで、

小学生が多少なりとも深く人物の気持ちを理解するためには、読書などによって、いろいろなことを擬似体験し、それらに伴うさまざまな感情(のパターン)を知ることが大事であるというのが結論です。

こう考えていくと、子どもにおける読書の重要性が改めてわかります。

読書の量=国語力とまでは言いませんが、読書によって、子どもの国語力の基礎的な部分が養われると言っていいでしょう。

 おすすめの参考書・問題集

最後に、国語のおすすめの参考書や問題集を紹介します。

今回の記事ではふれなかった、読解や解答の技術的なものを対象としているものとして、下記の2冊を挙げておきます。

1冊めは、「中学受験 国語 文章読解の鉄則」(井上秀和著 エール出版社)です。

こちらは、文章の読み方、問題の解き方についての参考書です。実践的な解説をしているという印象があります。

お子さんやその親御さんだけでなく、国語の講師のなかでもこの参考書を読んで勉強している人がいるという話を聞いたことがあります。

2冊めは、「国語の文章で答える問題の答え方がすっきりわかる」(旺文社)です。

こちらは、記述問題の解き方についての問題集です。初心者にもわかりやすく解説しているという印象があります。

記述問題についての解答例、それを採点した例がいろいろと示されています。

これらを読むことで、記述問題が通常どういう感じで採点されるのか、部分点はどういうふうにつけられるのかなど、記述問題の基本的なことがわかってくると思います。

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