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首都圏模試で偏差値40→50にするために親がすべきこと

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皆さんこんにちは。

中学受験指導を中心とした個別指導に勤めてまもなく20年。

今まで1,000名近くの中学受験生を指導してまいりました。

個別での指導になりますので、目標も多岐にわたり、集団塾でのサポートや習い事をしながら個別指導を生かして受験、6年生夏に駆け込みで受験スタート等々、様々な生徒がおりました。個別指導ならではです。

今回は首都圏模試で偏差値40から50にするために親がすべきことというテーマでお話しします。

目次

首都圏模試の特徴

首都圏模試は国語・算数50分150満点、社会・理科35分100点満点です。

日能研「全国公開模試」、サピックス「サピックスオープン」、四谷大塚「合不合判定テスト」と各塾が行っている模試と比較すると、首都圏模試は母集団の幅が広く、比較的偏差値が高めに出ると言われています。

よってそれぞれの模試で同じ学校でも偏差値が違うということがありますので、単純に比較できないことは注意が必要です。

その上で、まずは偏差値50を目指す方も多いでしょう。偏差値50ということは模試でちょうど平均点ということになります。

模試を初めて受験をされる方、高校受験を経験されている保護者の方は中学受験の模試の結果、偏差値に驚かれる方もいます。

そもそも中学受験は首都圏で約20%の中での偏差値になります。高校受験の偏差値とも単純に比較できないことも注意が必要です。

まず大前提として模試の役割は

「現状を知り、志望校や目標に向けての課題や距離感をつかむもの」

ということです。

よく模試やテストごとに一喜一憂される方がいますが、結果にフォーカスするのではなく、模試をどのようにいかすかが大切です。

今回は小学校5年生、6年生に分けてそれぞれのポイントごとにご説明します。

小学校5年生のポイント

最初に5年生のポイントを4つ紹介します。

テスト範囲を確認する

5年生は中学受験のカリキュラムを本格的に進めていく学年です。

そのため、毎回、毎週新しい単元を行います。

そういった意味では小学校6年生以上に新しいことをやらなければならないので大変な期間になります。

反面、模試の範囲が明記されていますので、必ず確認してください。特に社会・理科は単元まで明記されていますので、対策が取りやすいです。

時間配分、解く順番を打ち合わせしておく

模試の性質上、すべての問題を解ける方のほうが少ないです。

特に学校のカラーテストとは違い、問題数に対して時間が足りないことが多いです。

そのため、各教科どのような順番で解くのかを事前に決めておく、当日気持ちが楽になります。

例えば、国語であれば後半にある漢字と語句を最初に行う。説明文、物語文が出題されますので、得意な分野から進めていく。

算数であれば大問1の計算、大問2の一行題で30分時間をかける。大問3以降は得意な単元から進め、(1)ができたら(2)へ、出来なければ次の大問へ。

理科・社会は得意な分野単元から解く。

これだけでも点数は大きく変わってきます。できない問題を悩むよりもできる問題を正確に解くことが大切です。それをお子様と共有しておくといいでしょう。

結果に対して怒らない

5年生は前述のとおり、新しい単元のオンパレードです。

定着する前に模試があることが非常に多いです。

よって、どの単元が定着していないのか、どの単元に問題があるのかを見極めるために活用してください。

決して結果が悪かったからと言って怒ることがないようにしてください。

お互いに模試が嫌になり、負担になり、結果ばかりを追い求めてしまします。

今はできなくて当然、だからこそ復習を丁寧に行いましょう。

模試が怖いとなると先々の受験にも大きくかかわります。

全てをやるのではなく必要なことを反復、繰り返し行う

5年生は上記のことを行うことで首都圏模試偏差値50には十分到達します。難しいことはありません。

お子様と共有をしてできるようにサポートしてあげてください。

日々の勉強についてもいわゆる基本問題を中心に反復練習をしてください。一番よくないことは与えられた問題をすべてやることが目的になることです。

5年生は漢字、計算 社会理科を一度で完璧にしようと思わないことです。反復練習をしてください。

小学校6年生のポイント

次に6年生のポイントを3つ挙げます。

正答率表に基づいて復習を行う

6年生になると新しく出てくる単元はほぼありません。

そのため、範囲はあるものの大まかなものになります。全範囲を満遍なく行うことが求められます。

まずは偏差値50ということであれば国語は漢字と語句、算数は大問1の計算 これらで満点をとれるようにしましょう。正答率を見てもこれらの問題は非常に高いはずです。

目安としては正答率65%~70%以上の問題は確実にできるように振り返りをしましょう。結果が悪いからと言って全問見直す、難問をやる必要は全くありません。必要な問題に多くの時間をかけてください。

振り返りをもとに自分の力で解きなおす

模試は良問が多く、テキストでの演習以上に入試本番に向けて練りに練られた問題です。

①で正答率を確認して解答を見ながら振り返りを行ったら再現できるか、自分自身で解いてみてください。

ここまでやってテストの振り返りが終了です。解答を見て書き直しただけでは意味がありません。正答率で厳選した問題を自分の力で解きなおしてください。

計画は保護者の想定の70%で組む

模試の前後は親子共々やる気スイッチが入りやすい時期。その為、過多な計画を立ててしまうことが多いです。

イメージとしては保護者の方が想定している計画の70%程度がちょうどよいです。計画が厳しいと、その通りに行かないと保護者の皆様がイライラしてしまうからです。

70%程度の計画で、完遂出来たら褒めてあげつつ、課題の上乗せをするくらいにイメージでよいです。

計画よりも実行のほうが重要です。計画を立てて満足することがないようにご注意ください。

最後に

首都圏模試で偏差値50へのポイントは以上になります。

大体の目安ですが、国語・社会・理科の選択肢の問題が1問正解すると偏差値は1.5程度、算数は1問正解すると2.5程度編先が上がります(平均点によって異なりますので、あくまでも目安としてください)。

そう考えると、偏差値10アップは思っていたよう見えてきませんか?

中学受験は親子でできる最後の受験と言われています。高校受験と比較すると保護者の役割が大きいです。その分良くも悪くも影響力が大きくなります。

あくまでも受験の主役はお子様です。

ぜひ首都圏模試を上手に活用してください。

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