みなさん、こんにちは!
お子さんの定期試験も終わって、そろそろ答案が返ってきたところじゃないでしょうか。
結果はどうだったでしょう?
いい点数が取れましたか?
それとも、思ったよりも悪かったでしょうか?
今回は定期試験の結果が悪かったときに見直すべきことを簡単にお話します。
ぜひ参考にしてお子さんに伝えていただき、次の試験にいかしてくださいね。
結果が悪かったときは戦略を見直そう
点数が取れなかったときは、試験に向けての戦略を練り直しましょう。
“戦略”ということばを使いましたが、ようは試験に向けての取り組みを振りかえり、改善すべきところがあれば直しましょうということです。
成績の上がらない子の特徴に、「勉強スタイルを変えない」があります。
そのやり方で結果が出てこなかったのに、
「今までこれでやってきたから」
「自分にはこのやり方が合っていると思うから」
と言った理由でアップデートを図ろうとしません。
毎回同じように勉強して、同じように結果が出ません。
結果の出ないやり方を続けているのですから、点数は上がらないのは必然です。
大事なことは、”変える”ことです。
最初に見直すべきポイントを挙げます。
- 勉強時間
- 内容
大きなくくりで言えば、上記の2点だけで大丈夫です。
以下でちょっと詳しく説明します。
時間
「点が悪かった」という子は、シンプルに勉強時間が足りていない場合が多いです。
- 試験勉強のスタートが遅くなかったか
- 全体的な勉強時間は十分だったか
以上を確認しましょう。
特に部活をやっているお子さんは、試験1週間前から部活が休みなると思います。
で、そこから試験勉強を始めるのですが、これを少し早めにします。
まずは遅くとも2週間前から始めるようにしましょう。
次に試験までのトータルの勉強時間を振り返りましょう。
特に点が悪かった教科です。
「勉強時間が少なかったなあ」というのが見えてくるんじゃないでしょうか。
これを試験勉強として全部で10時間やるようにしてみましょう。
当然ですが、1教科10時間です。
英語の点数を上げたければ、「英語だけで10時間やろうね」ということです。
以上の2点を変えるだけで結構いい点が取れたりします。
- 遅くても2週間前から試験勉強を開始
- 点を上げたい教科は10時間やる
内容
次に内容に関してです。
以下を確認します。
- 覚えるべきことをきちんと覚えたか
- 問題もしっかり解いたか
- 教科書は読んだか
- ノートやプリントを見直したか
- ワークをやりこんだか
- 先生の出題傾向はつかんでいるか
覚えるべきことをきちんと覚えたか
まずは必要最低限覚えなきゃいけないことを覚えたか、振り返りましょう。
これは塾に通っている子の話になりますが、たとえば英語であれば塾で文法はできるようになります。
でも、教科書に出てくる単語や熟語、重要表現などは自分で覚えなきゃいけません。
そこがルーズになると点数が取れなくなります。
問題は解いたか
点数が取れない子の多くが、「暗記だけやって満足」しています。
でも、よく言われるようにアウトプットはとっても大事です。
覚えた知識を、実際の問題の中で使えないと点は取れません。
たくさんの問題を解くことで、覚えた知識の理解につながります。
また、「暗記ノート」を作って頑張って覚えている子がけっこういますが、それで結果が出ていない場合は問題をたくさん解くことを意識しましょう。
教科書を読む
教科書を読むことは勉強の基本です。
にも関わらず、教科書をきちんと読み込まない子が非常に多いです。
この話をすると「教科書を読んでも分からない」という子がいますが、理解できるまで何度も読めばいいんじゃないでしょうか。
教科書は誰が読んでも理解できるよう、分かりやすく書かれています。
教科書を読んで分からなければ、参考書を買って読んでも分からないでしょう。
また、試験は教科書からも多く出るので、教科書読みをおろそかにしてはダメですよ。
ノートやプリントの見直し
基本的には授業内でやったことしかテストには出ません。
また、先生の好みや偏りもあるので、ノートや配布されたプリントの見直しはとっても大事です。
きっちりと抑えるようにしましょう。
ワークをやりこんだか
試験対策問題として一番適しているのが学校のワークです。
試験直前に「提出しなきゃいけないのに終わってない!」と言って答えを写している子がいますがこれはダメです。
試験1週間前には、ワークを終わらせておき、間違った問題を試験直前に再度解き直してみましょう。
単純に学校の試験で点を取りたければ、市販の教材ではなく、学校のワークを使って問題を解くようにしましょう。
2度、3度解けばかなり点数は上がると思いますよ。
先生の出題傾向はつかんでいるか
終わった試験の問題を確認しましょう。
出題が、
・教科書からの出題が多いのか
・ノートやプリントから多いのか
・ワークからの出題もあるのか
これらのことを確認して、次の試験では出題が多いものを中心にやるといいでしょう。
- 覚えるべきことをきちんと覚えたか
- 問題もしっかり解いたか
- 教科書は読んだか
- ノートやプリントを見直したか
- ワークをやりこんだか
- 先生の出題傾向はつかんでいるか
最後に-戦略は超具体的に
最後に次の試験に向けての戦略を練ります。
その際に、戦略はできるだけ具体的にしておきます。
たとえば、暗記をすると決めたら、
- いつ覚えるのか
- 書いて覚えるのか、見て(隠しながら)覚えるのか
- 何回書くのか
といった具合です。
- いつ
- 何の科目を
- 何を使って(教科書、ノート、プリント、ワーク)
- どうやって(覚えるのか、問題を解くのか)
- どれくらい(時間、量、何回など)
戦略を決めたら、あとは次の試験のときにそれを実行しましょう。
で、失敗したらまた学習法を見直して直せばいいんです。
色々と試行錯誤する中で、結果の出る勉強法、お子さんに合った勉強法がきっと見つかるはずです。
点が悪かったときはココをチェック!
- 勉強時間
・2週間前にはスタート
・10時間はやる - 内容
・覚えるべきことをきちんと覚えたか
・問題もしっかり解いたか
・教科書は読んだか
・ノートやプリントを見直したか
・ワークをやりこんだか
・先生の出題傾向はつかんでいるか→具体的な学習内容を考える
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