タイトルのとおりですが、定員割れの学校であっても受験者全員が受かるというわけではありません。
定員割れでも不合格になることがある!というお話です。
不合格になるケース
定員割れでも不合格になるケースは主に3つあります。
- 試験官の指示に従わない
→要はカンニング。 - 受け答えがあやしい
→特に面接などで挙動不審で「この子は大丈夫かな?」と面接官が思ったケースも不合格になる場合があります。 - 入試得点が低い
①②に関しては高校入試の私立併願入試でもたまに見られます。
学校説明会や入試ガイダンスなどでも話題になることがあります。
③は私立高校入試の単願・併願を持っている人は心配しなくて大丈夫です。加点の学校を除き受かります。
ただし、中学入試や高校入試をフリーで受ける受験生は注意したほうがいいです。
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定員割れの学校に落ちたケースを知っています
中学入試において教え子が定員割れの学校に落ちたことが何回かあります。
生徒や保護者からすれば「何で落ちたの?」となるので、塾はすぐに学校に連絡をして理由を尋ねます。
返ってきた答えはいずれのときも
「入試得点が低すぎたので」
というものでした。
これは自分が入試担当の先生とお話をしてみて感じたことですが、学校側としてはだいたい受験者平均の半分くらいは取ってほしいんだと思います。
中学受験なので国算各100点、社理各50点の合計300点満点で考えてみます。
受験者平均が仮に4科で180点とします(6割平均)。
そうするとだいたい4科で90点くらいはほしいかなという感じです。
(各教科3割平均なので国30点、算30点、社15点、理科15点)
自分の場合は各教科の点数を学校に聞いたのですが、残念ながら私の教え子たちのケースでは平均3割に届いていませんでした。
で、「申し訳ないのですが合格は出せませんでした」ということになってしまいました。
ということで、定員割れだから絶対合格!ということはないです。
入学後についていける最低限の学力を学校側は求めています。
ついていけなければ子どもが可哀想です。
だから学校側が求めるレベルになければ落ちることもあるよという話でした。
*公立高校入試でも、定員割れにも関わらず不合格者が出ている学校が散見されます。
学力・人物面等を総合的に判断して、学校側の求める人物でなければ不合格になります。
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「公立高校は定員割れだと不合格者を出さない」
と信じ込んでいる人がいますが、それはウソです。
都立や県立高校であっても、学校にふさわしくない人物であればへーきで落ちます。
前述のように受検者平均の半分くらいは得点できるよう頑張る必要があります。
- 試験官の指示に従わない
- 受け答えがあやしい
- 入試得点が極端に低い
都立高校入試の話
*2021年1月22日追記。
出願直前の時期に保護者と出願校についての相談中のこと。
保護者より「都立○○高校の説明会で、『当日得点△△△点以下は定員割れでも不合格にする』という話が高校側からありました」と伺いました。
私自身が直接聞いたり確認したりしたわけではないのですが、やっぱり高校入試でも「学校の設定した点数に届かなければ定員割れでも不合格」というのはあるかと思います。
まあ、それ以前に定員割れの高校でも不合格者が出ているケースは散見されるので「定員割れなら絶対合格」ということは元々なかったのですが。
やはり、しっかりと受験勉強を積んだ上で入試に臨む必要があります。
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