私立高校には各学校独自に出願資格を設けています。
その中で、少なくない数の生徒が出願資格を満たせない項目があります。
それが欠席日数です。
欠席日数
欠席に日数に関しても各学校で基準が異なります。
- 中学3年間で欠席日数が○○日以内
- 3年次の欠席が○○日以内
などです。
目安としては3年間の欠席が15日、3年次が5日。
これをオーバーすると出願資格ではじかれる学校が出てきます。
問題となるのは、「○○日以内」をオーバーしている場合です。
受験生やその保護者の方は「欠席に日数がオーバーしている場合はどうなるの?」「併願は取れるの?」と心配されると思います。
今回はその「欠席日数」についてのお話です。
大事なポイントは2つ
最初にとっても大事なポイントを2つ述べます。
- 欠席が多い場合の対応は学校によって異なる
- とにかく問い合わせる
です。
以下で、この2つについて少し詳しく説明します。
併願での受験を想定して話を進めます。
対応は学校ごとに異なる
欠席日数が多い受験生への対応は学校によって異なります。
筆者の立場上、欠席日数の多い生徒の相談を高校側とけっこうしています。
その経験に基づくと以下のケースに分けられます。
- 多少のオーバーは大丈夫
→受験していいし併願も取れる。 - 理由が明確なら大丈夫
→たとえば病名がはっきりしていたり医師の診断書等があれば受験OKのパターン。単に「体調不良の日が多くて・・・」など理由が不明確だとダメ。 - 条件は厳守
→どんな理由があっても欠席が1日でも多かったらダメ。「一般/フリーで受けてもかなり厳しいと思います(=合格は出さない)」という学校もあります。
大きく分けると以上3パターンに分かれます。
対応は学校によっても違いますし、同じ学校でもその時の募集状況でも違います。
数年前まではけっこう甘めに見てくれていた学校も急に厳しくなってたりします。
あとは誰に相談するかも大事です。
その辺のことが次の話になります。
とにかく問い合わせる
まずは高校の説明会や個別相談に行って入試担当の先生に相談してみましょう。
時間がない場合などは電話して聞くでもいいかも知れません。
中学校担任や塾を通して高校側に相談するという手もありますが、「本人と直接会わないと決められません」という学校もあります。
直接高校の先生と会って「どうしてもこの学校の併願を取りたいんです」とアピールしておきましょう。
これは欠席日数だけでなく、内申が足りない場合も同様です。
まずは高校に行って相談する。
これがめちゃくちゃ大事かなと思います。ひょっとしたらいいことがあるかも!?
あとは誰に相談するかも大事です。
いわゆる地域担当の先生に相談しても「上の者と相談してみます」と言われ時間がかかる場合があります。
学校によっては個別相談ブースが長蛇の列、かなり待たされます。
どうせなら入試広報をまとめる上の立場の先生の列に並んで相談するのが話が早いと思います。
まとめ
欠席日数が多い場合にどうしたらよいか?をまとめます。
くり返しになりますが大事なのは2つです。
- 欠席が多い場合の対応は学校によって異なる
- とにかく受験校に問い合わせる
欠席の多い理由が、身体的な病気なのか精神的なものなのか。不登校気味の場合はその理由。
受験生それぞれに事情が異なりますし、高校側の対応も異なります。
よって以上2つのポイントがとっても大事になります。
最後までお読みいただき有難うございました。
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