お子さんに勉強させたいと思うことは世のお父さんお母さんなら毎日のようにありますよね?
でもいざ勉強をやらせてみると、
「集中できてないなあ」
「やる気がないんじゃないか?」
なんて思うことがありませんか?
それで、
「どうして集中してやらないの?」
「もう少しやる気を出しなさいよ!」なんて思われるかもしれません。
それはひょっとしたら、
子どもが集中したくてもできない、やる気を出したくても出ない状態かも知れませんよ?
勉強に対して、やる気を出して集中すれば効率的・効果的な勉強が出来ます。
今回は食事というテーマで、皆様の勉強のサポートができればと思います。
早速紹介していきますね。
脳に良い食事(脳に必要な栄養素を賄う食事、魚のDHA,EPAが海馬を補助する)
まず食事なんて
「お腹が膨れればいいよ」
「お腹に入ればなんでも一緒でしょ」なんて考えていませんか?
そう考えている保護者の方、お子さんの勉強への集中力の無さは、食事が原因かもしれませんよ?
脳が集中するため、脳を動かすために必要な栄養素として、言わずと知れたブドウ糖があります。
ただ、その他にも必要な栄養素がいくつかありますのでご紹介しておきますね。
・脂肪酸
・リン脂質
・アミノ酸
・ビタミン
・ミネラル
専門的に栄養素を挙げれば、ビタミンD、オメガ3脂肪酸、必須アミノ酸などありますが大まかにこのような栄養素が必要だと認識できればいいと思います。
この栄養素を食事で摂取するわけですが、どのような食事を取ればいいの?と思われると思います。
以下に具体的に脳に良いとされる食事をピックアップしますので参考にしてください。
【脳に良い食事】
種類 | 食品名 | 食事量(1食) |
全粒穀物 | 玄米,オートミールなど | 125g |
野菜 | 緑黄色野菜 (ほうれん草,レタスなど) |
生野菜:150g 調理野菜:75g |
ナッツ 豆 |
クルミ,アーモンドなど 大豆,ひよこ豆など |
ナッツ類:20g 豆類:60g |
果物 | ブルーベリー,イチゴなど | 50g |
肉 | 鶏肉,鴨など | 85g |
魚 | サーモン,サバなど (主に青魚) |
120g |
以上の食品を意識して摂らせるようにすると、徐々に脳の効率が上がり、勉強に集中しやすくなると思います。
脳が集中するための栄養素を補いつつ、血流を良くし、脳が動くためのブドウ糖や酸素を効率よく運んでくれるためです。
その他にも集中しやすくなる理由として以下のものが挙げられます。
- 高脂質・高糖質ではないため脳が興奮せず疲れない
- 魚の油DHA・EPAが血流を良くし、脳の暗記や記憶の機能を携えている海馬の働きを助けるため
- クルミや野菜に含まれる抗酸化物質が体の炎症を防ぎ疲れにくくする
脳に悪い食事(高GI食品、食事の順番意識しよう!)
さて、次に脳に悪い食事について紹介していきましょう。
まず、真っ先に皆さんの頭に思い浮かんだであろう食品で挙げるとするのならば、ファストフードがありますね。
その他にもあるのでいくつか紹介したいと思います。
・お菓子・スナック類
・ジュースなどの清涼飲料水
・揚げ物
・バターとマーガリン
などがあります。
これは保護者としてはちょっと耳の痛い内容かもしれませんね。
おやつにスナック菓子とジュースをあげているご家庭は多いことでしょう。
これらの食品は、昔の食事では考えられないものであり、人は生きるためのカロリーを蓄えようとする性質があるのでこれらの食品が美味しく感じ、脳が興奮して疲れます。
また、体が炎症を起こすため、このような食事を続けていれば、慢性的な疲労に悩まされることになるかもしれません。
・高GI食品(白米、パンなど)
えっ、白米やパンも勉強を阻害するのって思ったかもしれませんが、そうなんです。
高GI食品である白米やパンなどは、勉強する際の妨げになります。
その理由として高GI食品を取ることで血糖値が急激に上昇、下降するからです。
それによって、体に大きなストレスがかかり、勉強に集中できなくなります。
食後に眠くなる経験が皆さんあると思いますが、それは血糖値の乱高下が原因です。
かといって、美味しいもの、食べたいものを我慢したくないのはわかります。
そのため、少しでも美味しいものを食べる時に、体にかかるストレスを低下させる方法をご紹介したいと思います。
ずばり、食事のとる順番です。
野菜→タンパク質→炭水化物
以上の順番で取るようにしましょう。
こうすることで消化や吸収される速度が緩やかになるので自然と血糖値も緩やかに上がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外にこんなもので良いのと思ったかもしれませんし、お子さんに好きなものを我慢させたくないよと思ったかもしれません。
それでも、好きなものは食べさせる時に食べる順序を気をつければ、被害を最小限に抑えられます。
ここで述べたことを参考にしていただき、お子さんが少しでも集中して頑張れるようになってくれれば幸いです。
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