【中学受験】塾講師の考える「やってほしい家庭学習」#社会

「社会といえば暗記」

そう思っている人は多いでしょう。

暗記だから暗記力がある方が上手くいく。

確かにそれはその通りです。

ただ、中学受験の勉強をしている生徒さんや生徒の親御さんはうっすら気付いていると思いますが、

「暗記だけではうまくいかない。」

でも実際社会の勉強って暗記以外に何をすればいいのだろう?

社会の家庭学習の内容に関しては段階によってやってほしいことがかなり変わるので生徒さんの段階に合わせてご説明していきます。

まず社会ではなく国語を

社会が苦手。

歴史も地理も嫌い。

「だから、社会の勉強はしたくない」

こういった生徒にまずやってほしいことは国語の勉強です。

国語の勉強といっても具体的に何をしてほしいかというと国語の語彙力アップ、日本語力アップの勉強をして下さい。
(参考記事:【小学生】塾講師の考える「こんな家庭学習をやってほしい」#国語編

問題文の読み取りや、資料の読み取りが出来ていない子はけっこういます。

ぜひ国語も頑張ってみましょう。

苦手や嫌いだけど仕方ないからやる。

社会の勉強もやっているからある程度成果が出ているという生徒はこのくくりではないので、国語ではなく社会の勉強をしてほしいので次のセクションを読んでください。

地理、歴史、それぞれ家庭学習でやってほしいことはこれ

社会の勉強でやってほしい内容は地理分野と歴史分野で違います。

地理について

まず地理に関してですが、これまで塾の授業や模擬テストなどの大きなテストで出題された図表や資料などを使ったなどの問題のやり直しです。

地理が苦手な生徒が得点できない問題は大体この手の問題です。

逆にこういったタイプの問題さえ解答できる様になれば社会のテストの得点も上がっていきます。

図表や資料の問題は最低限暗記しなければならない知識の上に成り立っていることが多いので図表や資料の問題を解くことで暗記できていない重要事項の暗記にもつながります。

 

歴史について

次に歴史ですが、これは年号の暗記をやってほしいです。

この年号の暗記に関してですが、ただ単純に語呂合わせで暗記だけをするのではありません。

大切な事は出来事の年号だけでなくそれぞれの出来事が起こった順番を意識して年号を覚える事が大切です。

例えば、

1894年に日清戦争が起こり、その日清戦争を終結した際に結ばれた条約が1895年の下関条約。
1901年八幡製鉄所が完成。
この八幡製鉄所を建設する資金は下関条約の賠償金から。

というのもしっかりと順番で覚えている事で関連する問題をきっちり答える事が出来ます。

これらの歴史の流れを意識して年号を覚えていれば

・八幡製鉄所は何戦争の賠償金で作った?
・何条約が賠償金をもらえなかった条約?

等という問題ものヒントにもなります。

歴史には流れがあるので、その流れをしっかりと覚えるためにただ単純に語呂合わせて年号を覚えるだけでなく年号の順番を意識して暗記する事を徹底してください。

現時点での志望校、受験検討校の過去問を保護者の方も今すぐ確認してみましょう。

年号を覚えることの重要性が理解できると思います。

地理←→歴史←→公民を関連づけて理解しよう

塾内テストは取れてるのに公開模試になると・・・というような悩みを抱える受験生も多いです。

現在通っている塾で良い成績を取りたいのであれば、基本的には授業内容・試験範囲の勉強をきっちりとやればソコソコの成績は取れると思います(塾内テストは)。

それこそ一夜漬けみたいな勉強法でも点は取れるかも知れません。

ただ、公開模試のような外部の受験者もいるような模試では本当の実力が試されます。

公開模試の範囲は、「習ったもの全て」が範囲になるので、一夜漬けのような付け焼き刃が通用しなくなります。

そこでオススメしたいのが「地理・歴史・公民を関連づけて理解する」です。

たとえば、前述の歴史の例に地理的要素、公民の要素もプラスして理解します。

【歴史】
1894年に日清戦争が起こり、その日清戦争を終結した際に結ばれた条約が1895年の下関条約。
1901年八幡製鉄所が完成。
この八幡製鉄所を建設する資金は下関条約の賠償金から。

【地理】
八幡製鉄所は、
・筑豊炭田から運んだ石炭
・中国から鉄鉱石を輸入
によって製鉄業が栄え、北九州工業地帯となる。
現在、九州はシリコンアイランドと呼ばれており、北九州工業地帯でも半導体の工場が増えてきている。
2015年「明治日本の産業革命遺産」としてUNESCOの世界遺産に登録。

【公民】
世界遺産の登録で有名なUNESCOは国際連合の専門機関のひとつ。
国際連合の機構に総会、安全保障理事会、経済社会理事会、国際司法裁判所がある。
総会にユニセフ(UNICEF)、安全保障理事会には平和維持活動(PKO)、経済社会理事会にユネスコ(UNESCO)などの専門機関、補助機関がある。
安全保障理事会には5カ国の常任理事国と15カ国の非常に理事国があり・・・・・・

というようにひとつの事柄から派生的に理解することで、公開模試、外部模試、入試得点のUPが期待できるようになります。

またカリキュラムに追われる中学受験生は復習の機会は多くはありません。

せっかく覚えたのに忘れちゃった…なんてことはけっこうあります。

そういう点でも地理・歴史・公民を関連付けて理解する学習は、よい復習の機会にもなるはずです。

まとめ

以上、「【中学受験】塾講師の考える「やってほしい家庭学習」#社会」でした。

少しでもお子さんの学習のヒントになれば幸いです。

  • 国語を頑張ることが社会の成績UPにつながる
  • 地理は図表、資料問題の解き直しを
  • 歴史は年号まで覚え流れを意識する
  • 関連付けて理解すると成績はグッと上がる

【中学受験】塾講師の考える「やってほしい家庭学習」#理科

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