栃木県の公立一貫校を卒業のライターさんが書きました。
参考にしてみてください。
これから中高一貫高を目指して受験勉強をする予定のご家庭さんに受験を突破する上での大事な効率的勉強法をお教えしていきたいと思います!
まず大切なのは中高一貫高とはどんなものなのかをご家庭さんのパパさんママさんが理解しているかどうかです。
中高一貫高とは「6年間の一貫教育をする」「公立の」学校群のことを総じて公立中高一貫校と呼びます。
つまり、「6年間」というところがポイントでそこの学校に6年間通わせ続けることはできるのかを一度考えていただきたいと思います。
距離的問題、学費的問題、校風的問題、様々な面を考慮してから受検にチャレンジしていただきたいと思います。
中高一貫校受検-効率的勉強法とは
では本題です。
効率的勉強法ということですが、効率的とはなんでしょうか、ここでは「週3日、1日3時間を3ヵ月」(全部3!と覚えてください)。
これだけの勉強量で合格まで辿り着くことを効率的と呼びたいと思います。
では、次に具体的方法についてお話させていただきます。
基礎基本は「朝飯前」必ずできるレベルになること
中高一貫校出身の僕からしてもともとクリアはしていましたが、小学校のテストで常に90点以上を取れるレベルでないと学力的には厳しいと思います。
(時には85点などもありましたが、、)
この第1ステップは超えて必ず超えておきたいので受検3ヵ月前までにこのレベルをクリアしていることが第1ステップだといえます。
教科で言えば適性検査に必要な算数と理科のレベルアップとあとは国語の作文力となります。
なるべく早いうちからこの3つの学力だけは培っておくと受検のときに楽な気持ちで挑めると思いますのでぜひ早め早めの対策を推奨させていただきます。
子どもが嫌気を持たないレベルで自主的に勉強に取り組んでもらう
受験に際して子どもが嫌々な気持ちで勉強に臨んでしまうと上手くいくはずがありません。
勉強は楽しくなおかつ面白いものだと最初の1ヵ月でコツコツと面白い、考えることが面白くなるような問題を適正試験の問題からチョイスして取り組ませてあげましょう。
面白い、良問の選び方は「ちょうど解けるか解けないかくらいのレベルの問題で、解説をみたときになるほどなと納得と感動を覚えるような問題が良いです。
なかには解き終わって解説を読んでもいまいち納得感が得られない問題もあります。
そんな問題はすっとばしても良いのでぜひ良問をどんどん解かせてあげてください。
| Z会-作文講座 |
作文の基礎基本、そして構成力の強化
中高一貫受験において作文はとても重要です。
作文を制するものは受検を制するくらいに作文を重要視して作文力の強化を2ヵ月目で行ってください。
適性試験の問題と作文の問題を4:6の割合で時間を当てると良いと思います。
作文に関しては母校(栃木県)の評価ではA・B・Cの三段階で評価されていました。
しかもAとBの評価にはかなりの差があり、A評価をいただけると適正検査で15点分B評価よりアドバンテージがあると思ってよいです。
つまり、作文評価A、適正検査70点と作文評価B、適正検査80点では前者の方が評価が高いということです。
作文の重要性を理解させてあげましょう。
受検の5ヵ月前になったら受検校の過去問を3年分以上取り組ませてください。
また他校(他の当道府県の中高一貫も)の問題もやりこむようにしましょう。
意識することとしては7割以上とれているかがボーダーラインなので1回でも7割以上を取ることができれば合格への可能性が見えてきます!
具体的な過去問への取り組み方はオーソドックスにはなりますが、時間をきっちり決めて、試験時間を設定した上で適正検査→作文と問題を解いてもらいましょう。
ここで重要なのは適性検査(作文)で上手くいかなかったとしても作文(適性検査)にモチベーション、集中力を保ったまま臨めるかというポイントです。
ここの切り替えはとても重要になります。人によっては「ああ、さっきの試験ダメだったなあ、もう受かんないかもしれない」と悲観的になってしまいます。
そこで気持ちを切り替えていかに次の試験に力を注げるかだけで合格可能性は大きく左右されますのでこのポイントをお子さんには理解してできるようになってもらうと良いでしょう。
作文に関しては他の学校を含め、たくさん演習を積むのがとても効果があります!
| 引用:ブンブンどりむ |
最後に
最後に、受検とは少し離れますが、日々の家庭での時間の過ごし方も大切になるとお伝えしておきます。
家庭での日々の学習への取り組む姿勢や意欲、もしくは性格面も大きく受験に関わってきます。
自分が実際に通っていた中高一貫校の周りには「素直で真面目でなおかつ優しさも兼ね備えている」ような人ばかりでした。
すなわち、こういった性格も受検ではもちろん見られていますので日々の家庭での教育というのは学校や塾よりも「性格を褒め、素直に個性を伸ばす」ような教育方針で自主性や計画性、実行性の部分を伸ばしてあげると良いと思います。
家庭での教育方針でその子の学力なんて大きく変わります。
もちろん悪ければ悪い方向に。
良ければ良い方向に。
教育というものを見つめ直してぜひその子にとって1番良い育て方をしてもらえたら幸いです。
今回は「中高一貫受検の効率的勉強法」をまとめました。ここまでお読みいただきありがとうございました。
みなさんが受験突破することを応援しております!ありがとうございました!
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