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【公立中高一貫】基礎から始める適性検査作文対策

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この記事を書いた人
  • 大手通信教育で公立一貫適性検査の作文添削をしていた経験あり
  • 進学塾での中学受験の指導経験もあり

【作文対策を始める前に】

公立中高一貫校の適性検査では、作文が出題されることがあります。

例えば、都内の公立中高一貫校では2種類の長文を読んだ上で要約をし、加えて350字から400字程度で課題文に対する自分の意見を書くといった出題が多く見られます。
(各校のホームページに過去問が掲載されているので、まずは一度確認しておきましょう。学校によっては、作文はなかったり、あっても150字程度の要約説明程度の場合もあります。)

作文の問題を一読して、こんなに難しい出題に小学6年生が答えられるのか、と驚く人も多いのではないでしょうか。

適性検査作文に対応したドリルや、通信講座、塾の対策講座などもありますが、いきなりこのようなものに取り組ませると、これまで学校で取り組んでいたテストなどとの違いに戸惑うはずです。

場合によっては、「難しい」とやる気をなくしてしまう危険があります。

このような課題に取り組んでも大丈夫、と思えるような基礎的な力を早いうちから養っておきたいものです。

引用:ブンブンどりむ

目次

【作文対策で必要とされる基礎的な三つの力とは】

このような出題に対応するために、必要とされる力とはどのようなものでしょうか。

それは以下の三つの力「読む力」「書く力」「自分で考える力」です。

1.読む力

まずは、「読む力」です。

長い文章を読み、正確に把握して、論点を見つける、という作業を短時間で行えるようにしておく必要があります。

この力をつけるために、まずは沢山の文章を楽しんで読む、という経験が必要です。

読書が好きで、本を読むのが楽しみ、というお子さんなら基礎的な部分は大丈夫ですが、普段あまり本など読まない、という場合は、対策が必要です。

出来るだけ低学年のうちから、文章を沢山読ませたいものです。

週に一度図書館で好きな本を選ばせるなど工夫して読書の習慣をつけましょう。

本人の興味のある分野の本、例えば恐竜に興味があるなら、図鑑から始めて、段階を追ってより詳しい解説書に導く、といった方法もあります。

2.書く力

次に書く力です。

お子さんの作文を読んでみて、以下の点を確認しましょう。

  • 主語と述語がかみ合っているか。
  • 自分の体験をわかりやすく説明できているか。
  • 原稿用紙の使い方をきちんと守って書けているか。
  • 上手い下手は別として丁寧な字で書けるか。

学校では、「原稿用紙の使い方」くらいしか指摘してくれないことがほとんどです。

学校で書いた作文を持って帰ったら、上記の点をよく見てあげることから始めましょう。

一番難しいポイントは、「自分の体験をわかりやすく説明できるか」という点です。

他人が読んで、何が起こっていたのかはっきりわかること、主題とは関係ないことは省いて、簡潔に書けるか、ということを中心に見ておきましょう。

上手く書けている部分があれば、褒めてあげてください。書くことが楽しい、ということに気付くとどんどん実力がつくものです。

そしてここでも、「たくさんの文を読むこと」が書く力の土台になります。

たくさん読んでいる子供は、正確でわかりやすい文章がどんなものか、感覚でつかめていることが多いのです。

| Z会-中高一貫適性検査 |

3.自分で考える力

最後に「自分で考える力」について考えてみましょう。

小学生の作文というと、身の回りの出来事をありのままに綴るものや志望動機を書くといったものをイメージするかもしれません。

しかし、公立中高一貫校の適性検査で書かされるのは、小論文に近い内容になっており、与えられた素材(課題文や資料)から論点を引き出し、筋道立てて意見を述べる、ということが必要です。

そのためには正解のない答えに対して自分なりに問題を考え、理由を上げながら意見を述べていく、という力をつけることが大切です。

実はここにこそ、公立中高一貫校の求める子ども像があるのです。

親や先生、周囲の友達の意見にただ従うのではなく、何事も自分で考える、という習慣をつけたいものです。

また、好き嫌いだけで物事を決めず、何故こうした方が良いのか、ということをしっかり考えさせることで、論理的な思考力が磨かれます。

日頃から子どもの意見をきちんと聞いて、対等な立場で話し合って物事を決めるようにしましょう。

頭ごなしに言われたことをただやっているだけ、という子どもは、常に「大人が正解を持っていて、それに合わせればよい」と考えてしまいます。

まずはチャレンジできる素地を作ろう

以上のような点が、適性検査の作文対策に取り組ませる際の基本的な部分となります。

日ごろからこのようなことを意識することで、公立中高一貫校にチャレンジできる素地を養うことができます。

学校の成績が良い、というだけでは公立中高一貫校の受験を突破するのは難しいです。

まずは

基本的な読み書きや主体性な思考力をつけることを意識したうえで、具体的な試験対策を始めることが重要

と言えるでしょう。

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公立中高一貫受検

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