今回はですね、「上位クラスの子ほどしっかりと挨拶をする」というお話です。
ゆる~い感じでつらつら書いていきます。
勉強ができる子ほど挨拶をする?
これまでたくさんの塾、たくさんの校舎で働いてきました。
その中でひとつの傾向があってそれは、
「上のクラスの子ほど挨拶をしっかりする」
「偏差値等の平均が高い校舎の生徒はきちんと挨拶できる」ということです。
ひとつ誤解がないようにしておきたいのですが、「下のクラスの子は挨拶をしない」というわけではありません。
たとえば厳しい顧問の先生の元でゴリゴリに部活を頑張っている子や、クラブチームで躾や生活面含めて指導されている子は勉強が苦手であっても、挨拶をされた側が嬉しくなる心地のよい挨拶をしてくれます。
とはいえ、「勉強のできる子ほど挨拶ができる」と思う場面はけっこうあって、塾以外の場でもその傾向を感じることがあります。。
たとえば学校です。立場的に多くの学校を毎年訪れますが、基本的に偏差値の高い学校の生徒ほど大きな声でしっかりと挨拶をしてくれます。(お子さんが受験の際に学校見学に行けばきっとわかってくれると思います)
反面、偏差値的に下の学校になるほど挨拶してくれる生徒は少なくなってきます。
そこのところを踏まえた上で、冒頭の「勉強が得意な子は挨拶もきちんとできる傾向にある」というのを考えてみます。
(なお、予め言いますがこの記事には確たる結論はありません)
考えられる要因は以下かなと思います。
- 挨拶ができる子→家庭のしつけがきちんとされている→保護者の意識が高い→結果、学力的に高い子が多くなる
- 挨拶をすると相手との心理距離が縮まる→相手から何かを学べる機会が増える
個人的には2がけっこう大事かなと思います。
挨拶はコミュニケーションの一つです。そして当然ながら、他者の存在がないとコミュニケーションは成り立ちません。
他者の存在を意識し、その上で自分と他者との関係性を考え行動するというのは、とても大切だと思います。
なぜなら相手から何かを習ったり学んだり、自分にはないものを吸収したり、良い意味での刺激を受けたりということを考えると、やはり相手とは良好な関係を築いておくべきだからです。
逆に挨拶をしない=相手との心理距離が遠い ということなので、その人から色んなことを学べる機会が損なわれます。
みなさんもたぶんそうじゃないでしょうか?
会社で全く挨拶してくれない部下に、積極的に何かを教えようとか、困っているから助けてあげようという気持ちにはなりにくいんじゃないかと思います。
そう考えると挨拶ができる子というのは、
「相手良好な関係を築けるので人から学ぶ機会が多くなる」
そんなふうに考えられるんじゃないかと思います。
まとめ
挨拶と学力の因果関係についてもっと深い話ができればよかったのですが、ちょっと着地点の見えない内容になってしまい申し訳ありません。
でも「けっこう挨拶は大事だよ」というのは確かなと思います。
今後、子育ての中で、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校、色んな教室や塾なんかに見学に行くことがあるかと思います。
その時に、子どもたちの挨拶に注意してみると何か気付きがあるかも知れません。