みなさん、こんにちは。
今日は高校受験と内申のお話です。
- 現役塾講師
- 指導歴は25年で卒業生は2,000人以上
- 都立自校作成校の合格者は100名以上
現在の高校入試は、学校の成績=内申がとても大事な入試のシステムになっています。
ここでは東京都の入試を例にして「内申の重要性」についてお話したいと思います。
中学1~2年生のお子さんがいるご家庭には参考になるかと思います。
オール3だとけっこう厳しいです
最初に結論を述べます。
・オール3で行ける都立は偏差値40~45の高校
・私立の併願校はほとんど選べない
以上が、現在の高校入試(東京都)の現状です。
都立は商業や工業もあるので、選ぼうと思えば選べるかもしれません。
でも、併願校の私立は全く選べないと思ってもらっていいです。
そこで、当サイトからのアドバイスとしては
少なくとも、英数国理社の5科に「4」を2つ取ろう!
というものになります。
(5科の合計で17)
5科で17あれば、受けられる高校の選択肢は増えます。
特に私立の併願校選びではある程度選べるようになります。
「4」を取るのはけっこうキツい
とは言え、「4」を取るのはけっこう難しかったりします。
「中1のころは成績が良かったのに」
とおっしゃる保護者の方がよくいます。
でも、中1の成績が良いのはけっこう当たり前のことです。
(理由等の詳細は省きます)
問題は中3で「4」を取れるかです。
ウチの地域の中学校は高校に提出する内申を決める定期試験が3回あります。
- 中3-1学期-期末
- 中3-2学期-中間
- 中3-2学期-期末
*1学期-中間はウチの周りでほとんどありません。
だいたいの目安として、80点なら「4」がもらえると思います。
ということは、内申で「4」をもらうには、前述3回のテストの平均が80点である必要があります。
で、これがけっこうハードモードです。
計算すれば分かると思いますが、一度でも70点をとってしまうと、その教科は「3」が極めて濃厚になります。
併願について
「高校浪人や就職は絶対イヤだ!」という場合は、公立高校が不合格だった際の保険として私立を併願で押さえます。
そして、(東京都は)中学校の内申で併願が取れるかどうかが決まります。
(併願を取れた場合、入試で不合格になることはまずありません)
やっぱり内申が大事だと言いたいわけですが、併願校がどこになるかは、公立高校の受験にも影響する場合があります。
- 内申がオール3
↓↓ - 満足できる私立の併願が取れない
↓↓ - だったらランクを下げて確実に受かる公立を受験しよう
と考えるご家庭はけっこうあります。
ここで注目すべきは、「本来受験したかった公立高校を受けない(受けられない)」ということです。
逆に、内申があれば満足できる私立の併願が取れて、「ダメだったら私立でも納得できるから、公立はチャレンジしてみよう」という感じになります。
だからやっぱり内申は大事です。
まとめ
何度も同じことを繰り返し述べることになるのですが、やっぱり大事なのであえて言うと、
オール3はけっこう厳しい入試になるよ!
ということです。
ということで、中3になった4月からテスト前だけではなく、普段から定期試験を念頭に置いて勉強するようにしましょう。
また、実技科目も手を抜いたら絶対ダメですよ。
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