早いもので今年度の入試も来月に迫ってきました。
受験生がいらっしゃるご家庭は、
「出願校はどうしようか」
「本当に受かるだろうか」
と心配されていることと思います。
特に、
「合格点に全然たりない」
という場合には、保護者も子どもも不安になってしまいますよね。
不安になった保護者が
「もっと勉強しなさい」
とか
「もっと頑張りなさい」
と言ってもあまり効果はありません。
子どもの側に立ってみれば
「頑張ってるのに点が上がらないんだよ!」
と思っていることが多々あるからです。
「頑張っている」と思っている子どもに「もっと頑張れ」と言う親。
前提が違うので、両者の話は交わりません。
そうすると、親子ともども感情的になってヒートアップ。
(特に母と娘の場合、より一層激しいものになりがち)
もしそういうことが、母親と子どもの間で起きているのなら、お父さんの出番です。
これから詳しい話をしていきますがその前に、
「母親がダメで父親がいい」とは全く思っていないことはご理解ください。
また、全てのご家庭やお母さんやお父さんに当てはまるものでもありません。
あくまで、「こういうケースもありますよ」というお話です。
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父親は現実的に見ている
これまでたくさんの保護者とお話をさせていただきましたが、何となく以下の傾向があると感じています。
母親→未来志向
父親→現実志向
お母さんは子どもの将来を期待します。
「ウチの子はやればできる」
とか
「もっと伸びるはず」
と考えます。
親だから、期待して当然ですし、才能が伸びるよう応援するのも親の務めです。
次にお父さん。
お母さんからすると、
「子どものことを全然考えていない」
と思われちゃうことも多々あるのですが、そんなことはありません。
お母さんと見ているポイントが違うだけです。
子どもの「未来」を見ているお母さんに対して、お父さんは子どもの「今」を見ています。
母と子で衝突しているときは父親の出番
子どもに対して、
「無関心」
「冷たい」
「何も考えていない」
と思われることの多いお父さんですが、
「客観的に子どもを見ることができる」
とか
「現実的に判断できる」
とか
「子どもに対して理屈で話ができる」
といったところもあります。
*決してお母さんができないということではありません。
現在の成績、志望校の決定、受験勉強の取り組みなど親子であれこれ話をする機会が多いと思います。
そんなときに、お母さんと子どもが感情的になってぶつかっていては状況が前に進みません。
そこで、お父さんがお子さんに話をしてみてはどうでしょう?
「お母さんと話をするとイライラいちゃうけど、お父さんの話は聞ける」という子どもはけっこう多いです。
受験が迫り、子どもも不安で心配でつらいんです。精神的に不安定にもなります。
そんなときにお父さんがじっくり話を聞いてあげるたり、話をしてあげたりすると落ち着くことがあります。
個人的には子どもの気分転換も兼ねてドライブがオススメ。
助手席にお子さんを乗せて、お父さんが運転です。
お母さんは普段頑張っているのですから、ご自分のためのリフレッシュの時間にしちゃいましょう。
(コロナなんでアレなんですが)買い物や映画やママ友と食事なんていいんじゃないでしょうか。
多くのご家庭では、お母さんが主にお子さんの教育に関わってきたと思います。
最後くらいはぜひお父さんも協力してあげてほしいなと思います。
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