この記事は卒業生・保護者・塾関係者による学校レビュー記事です。
口コミ投稿サイトにはない、詳細でリアルな情報や率直な感想などを発信しています。
*あくまで一個人の感想であり、必ず学校説明会等に行きご自身の目で学校をご確認ください。
*情報は投稿者在学時(記事執筆時)のものです。現行のものと異なる可能性があります。
ぜひ受験校選びの参考にしてみてください。
- 2021年外国語コース卒業生
アクセス
小平駅 南口より徒歩10分
青梅街道駅より徒歩10分
校風
国際理解教育に力を入れています。
クラスに留学生が滞在する事もあり、希望すれば海外語学研修や集中講座に参加できます。
独自の取り組みとして、長期休暇に英語の本一冊を読む課題や学内で英語でのスピーチコンテストが開催されています。
特色
小平高校には普通科と外国語コースがあります。
どちらも英語教育に力を入れていますが、外国語コースは少し特殊です。
コースでは、オールイングリッシュの授業に加え3年から第二外国語の授業があります。
ただし、その分理系科目が減っています。(数学は1Aまで)
コース内には、帰国子女や英語が話せる人が多いです。
在学中に留学に行く人が毎年います。
学内で説明会やサーポートがありますが、入学してすぐに準備が始まるので予め考えておく事をお勧めします。
また、コースでの男女比率は女9の男1です。
1クラスに男子が固まるので「女クラ」と呼ばれる女子だけのクラスがあります。女クラとても賑やかです。
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校則
一般的な範囲の校則です。
スマホは昼休みのみ使用可能です。
短いスカート丈やメイクなどは禁止で、抜き打ち検査などはありませんでした。
部活
部活は原則全員参加です。
全国レベルの部はありませんが、運動部・文化部共に幅広い種類の部があります。
学校活動
行事は多く、積極的に参加する生徒ばかりです。
9月に体育祭・文化祭が連続して行われ、この時期は忙しいです。
強制ではないですが文化祭準備は夏休み中にもあり、本番も賑わった雰囲気で後夜祭もとても盛り上がります。
独特なのは、ロータリークラブとの交流や修学旅行(台湾)で現地の学生との交流会があることです。
その他にもレクリエーションや合唱祭、芸術観賞会などの行事があります。
進路進学
一般の大学だけでなく専門や音大、美大などに行く人もある程度います。
レベルとしては、早慶上智に数名合格する程度です。
指定校では、中堅の大学(津田塾・法政大学など)があり校内での倍率は高いです。
成績に加えて授業態度も考慮されます。
学校全体として英語教育に力を入れているため、同レベルの高校の平均より英語の成績は良く、語学系に進む人も多いです
コースでは、卒業後に留学をする人もいます。
大学受験対策
塾に通っている生徒が大半です。
3年の前期に卒業生から話を聞く機会があり、とても参考になりました。
2年後期から担任との進路相談が学期毎にあります。補修や集中講座がありますが、ざっくりとしたレベル分けでおこなわれるので、個々の頑張りも必要です。
総合選抜試験など推薦での受験は、基本的に自力です。
過去の受験データの確認と、先生との面接練習が数回ある程度です。
どんな生徒、先生が多いか
真面目で行事や部活動にも積極的に取り組む生徒が多いと思います。
受験期やテスト期間には、放課後に残って勉強している生徒がたくさんいました。
コースでは、活発で何がしたいか明確な人が多かったです。普通科に比べて個性的だと学内でもよく言われていました。
先生は話を聞いてくれる人が多いかと思います。英語の先生は親身な方がいる印象です。
合う子
勉強もその他も頑張りたい方、留学を考えている方です。
コースでは、自主性や積極性がある方がさらに楽しめると思います。
合わない子
勉強だけに集中したい方、静かに学生生活を送りたい方です。
英語に苦手意識があれば、逆におすすめです。
最初はかなり辛いかもしれませんが確実に伸びます。
英語が得意な子に教えてもらう事ができますし、何より実践的に英語を使う機会が他より多いです。
通ってみての感想
とても楽しかったです。
私は外国語コースに通っていました。
中学の頃の英語の成績は3か4で、授業に慣れるまで苦労しましたが力はつきました。
また、周囲に様々な考え方を持った人がいて、自身の価値観にも大きく影響を受けました。
卒業するまでに積極的に行動できるようになり、通って良かったと感じています。
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小平-外国語コースの合格点,内申,偏差値は?
なお、本稿では当日点の英語2倍を考慮しておりません。だいたいの目安としてお考えください。
ここでは都立小平高校(外国語)の合格基準について書いてみます。
本記事を読む前に以下の点について必ずご確認ください。
- 各数値は合格率60%を想定しています。4割程度は不合格の可能性もあることをご理解ください。
- 各数値は昨年度の倍率を考慮しています。昨年度から倍率が上下すればボーダーも上下します。
- 本記事で示す数値はR5年度入試検査問題(平均点が高い年度)くらいの難易度を想定したものです。
後述しますが平均点が下がる可能性あるので、ここで示されている数字より今年度のボーダーは下がるかも知れません。 - 各数値は当サイトが独自に調査・算出したものです。
- 当サイトに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任は負いかねます。出願はご自身の判断でお願い致します。心配な方は学校の担任や進路指導の先生、塾の先生に相談しましょう。
また、本記事では都立高校男女別定員の撤廃を想定して、男女同一基準で合格点などを挙げていきます。
では、合格点を見ていきましょう。
合計点(当日点+内申)は1,000点満点です。
スピーキングの20点分は含んでいません!
小平高校外国語コースの合格点は735点,換算内申は49,偏差値は55
最初に結論から。
小平高校(外) 合格基準 | |
---|---|
合計点 | 735点 |
当日点 | 365点 |
換算内申 | 49 |
偏差値 | 55 |
以下で詳しく解説します。
合計で735点
まずは合計点から。
合計点とは当日点700点+調査書300点の1,000点満点にした点です。
なお、スピーキングテスト20点分は本稿では考慮していません。
(厳密には合計点1,000点+スピーキング20点の1,020点満点で合否が決まります)
また、英語2倍も考慮しておりません。ご注意ください。
都立小平高校(外)の合格ラインは735点です。
「当日5科で何点くらい取ればよいのか?」「内申はどれくらあれば合格が狙えるのか?」といったことは以下で示していきます。
合計点は735点
当日点は365点くらい
当日点は一般入試の点数です。
英語は2倍になりますが、ここでは分かりやすいように「5科でどれくらい取ればよいのか」を出してみます。
合格するためには当日は365点くらいは欲しいところです。(5科各100点満点の計500点満点で)
なので5科で73点平均が目安になります。
都立入試では理科・社会でけっこう差が出ます。
「都立の理社ってこんなに難しいの!?」と驚く生徒が毎年いるので、12月上旬には過去問に触れておきどれくらいの難度かを体感した上で、その後の勉強プランを考えるとよいでしょう。
5科合計365点/平均73点
換算内申は49程度
次に換算内申です。
換算内申の求め方は以下です。
(5科素内申)+(実技4科素内申×2)
=換算内申
換算内申は65が満点ですが、これを300点満点にしたものが調査書点です。
(あなたの換算内申)÷65×300=調査書点
と説明してきましたが、ややこしいと思うので「内申はどれくらいあればいいのか」を示してみます。
合格できるかは換算内申49が目安となります。
ざっくりと言えば平均評定3.7くらい、“4”が7コに”3″が2コというのが目安です。
内申は”4″が7コに”3″が2コくらい
偏差値は55
偏差値は55が目安です。
これくらいの偏差値があれば先ほど挙げた当日点は取れる可能性が高いです。
おそらく皆さんはVもぎ(進研)かWもぎ(新教育)を受検していると思います。
ですが、VとWが発表している合格基準は異なります。
(イヤ、ホントに20点とか30点も差がある場合も)
なので心配な人は両方とも受検しておくといいと思います。
特にWを受けた人は必ずVも受検しておきましょう。
偏差値は55が目安
最後に
以上、小平高校(外)の合格の目安でした。
冒頭の注意点は再度確認しておきましょう。
特に倍率と入試問題の平均点です。
今回の数値はR5年度の入試結果を強く意識した数値を算出しています。
倍率が上がれば合格ボーダーが上がるし、入試問題が易しければやっぱりボーダーは上がります。ここは注意しておきましょう。
最後に参考までに小平高校外国語コースの一般入試実質倍率を上げておきます。
この倍率も男女同一選抜とした数値です。
小平高校(外) 実質倍率 | |
---|---|
R5年度 | 1.36倍 |
R4年度 | 1.66倍 |
R3年度 | 1.14倍 |
以上、小平高校(外)の合格ライン,点数,内申,偏差値についてでした。
受験生のみなさん、最後まで頑張りましょう!
- 合格点は735点
- 当日点は5科365点/平均73点
- 換算内申49
- 偏差値は55
- 評定は”4″が7コに”3″が2コ
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