今回は「小学生は夏休みの間にコレをやっておくといいよ」というお話しです。
ちなみに、中学受験生を対象としてものではありません。
地元の公立中に進む予定のご家庭が対象です。
では、いきます。
最初に
最初にこの記事は
- 私立中学受験はしない
- 塾に行っていない
- 共働き家庭
以上をの読者様を想定して書いていきます。
なので、
- 子どもが一人で取り組めるもの
- 親が見たり教えたりする必要のないもの
- 効果があってチカラがつくもの
- 勉強勉強しておらず、取り組みへのハードルが低いもの
を重視して紹介します。
「簡単お手軽だけど、実は知的活動能力が高まる教材」です。
国語
読解問題をやるのはハードルが高いかも知れません。
子ども任せにすると本文を読まずにテキトーに解答するのが目に見えています。
なので、読まなきゃできないものを勧めます。


視写の効果については色んな記事で述べているのでここでは省略しますが、ざっくり言うと
「文字の処理速度が上がる」
です。
長期の休みになると生徒や保護者から「休みの間にやるのでたくさんください!」とよく言われます。
当サイトで配布しているものはルビも付しているので「読めない漢字が・・・」ということもないと思います。
これを毎日1~2枚。
最初は1枚15分くらいかかるかも知れませんが夏休みの最後には6~7分で終わるようになります。
(処理速度2倍!)
次は漢字です。
特に3~4年生は頑張りましょう。とっても大事な時期です。
(理由は省略)
書き順付きのドリルなら一人でも取り組めるでしょう。
「覚えている字まで書き取りさせるのはどうなの?」とお考えであれば上の学年のものをやらせてもいいかも知れません。
ただ、「学校の50問テストはできています」と言って新しく入塾した子でも、実際テストしてみると案外出来てなかったりします。
視写も漢字の書き取りも、保護者のヘルプはいらないし、やったかどうかのチェックもラクなのがいいですね。
算数
計算です。
とにかく計算だけは出来なきゃダメです。
まずは百マス計算は欠かせません。
毎日1枚やりましょう。
視写と同じく、続ければ続けるほど速く正確になります。
塾の現場では小学生はもちろん、数学の苦手な中学生にも百マス計算をやらせる場合があります。
ただの足し算、引き算ですがその効果はけっこうバカにできません。
繰り上がり・繰り下がりさえ分かれば学年問わずに取り組めるのも◎。
タイムを記録しておくと成長を自分の目で実感できるので継続もしやすくなりますよ。
普通の計算問題もやります。
ただ、「分数の計算ってどうやるんだっけ?」みたいな場面があると子どもの手は止まります。
やり方を忘れている場合は親が教える必要があるのがネックです。
算数が苦手な場合は予め保護者と解き方を確認した上で演習したほうがよいでしょう。
次は賢くなる系パズルです。
効果などの詳細は以下の記事を読んでみてください。
色んな塾で小学生にやらせていましたが、勉強嫌いな子でもハマります。
そして、算数・数学科の先生からの評判がめちゃくちゃいいです。
カンでやっても答えは出ず、情報を整理して論理的に考えるチカラがつきます。
EQ要素も伸びるという副産物もあります。

最後に
以上で「夏休みに自宅でできるオススメの勉強」の話は終わりです。
最後に小学生がいるご家庭へのアドバイスを。
「勉強は中学生から頑張れば」とお考えのご家庭もあるかも知れませんが、個人的にはそれはどうかなと思っています。
なぜなら中学生は部活やら学校行事やらでけっこう忙しいからです。
それこそ「部活が忙しいから」という理由で勉強をしない子はかなりいます。
中学生になると机に向かうまでのハードルは高くなるということです。
また、中学生になると英語はがっつり文法ベースの授業やテストになります。
そうなると国語や数学に回せる時間は当然減ります。
なので、小学生のうちに国語と算数は固めておくといいです。
勉強は基礎基本なくして発展はありません。
小学生のときのベースがなければ「中学生になって頑張ろう」と思っても上に積みあがっていきません。
小学生のうちにベースは固めておくようにしてみましょう。
そうすれば中学生になってからの「あと伸び」も期待できます。
コメント