国語力を上げる-2-言語体験の積み重ね

国語の成績を上げることが難しい理由はいくつかあります。

  • それまでの言語体験の積み重ねが重要
  • 暗記すれば答えが出るわけではない
  • こうすれば解けるという公式がない
  • やってもできない、やらなくてもできる感

といったものが挙げられます。

 

1つ目の「それまでの言語体験」とは分かりやすいのは読書です。

言うもでもなく国語力を語る上で、読書は大事です。

 

ただし、注意しておきたいのは「本を読むことと問題文を読むことは違う」ということです。

ごく個人的な行為である読書であれば好きに読んで、自由な感想があっていいです。

でも、国語の問題を解く際には「筆者の言いたいことを理解しているか」というのが大事です。

読み手の考えとか感想などは必要ではありません。

ここを注意しておきましょう。

 

その上で、今回は言語体験を増やすについて書いてみようと思います。

読書量を増やす

“書いてみようと思います”と言ってみたものの、結論は出ていて、結局本を読みましょうというのが結論です。

 

ひとつ大事な視点があります。

それは入試問題の論説文が難しいということです。

頻出テーマは環境、文化、ネット社会、科学、宗教、哲学、芸術・・・。

おおよそ小中学生にはなじみなのないテーマです。

子どもたちにとっては非現実的なことが難しい言葉で語られます。

したがって、難しい文になれるという意味では、ちょっと難しい文を読むとよいでしょう。

 

ただ、国語が苦手な子が難しい本を読むとすぐに飽きます。

なので読書習慣を身につけることを主眼におくなら、最初は読みやすくて面白い本でもよいかも知れません。

 

 

やはり書き写しは有効

読書以外で言語的体験を増やすとなると、やっぱり書き写しは効果があります。

たとえば小説であれば、当サイトの視写プリントを使うというのは効果的な学習です。

参考記事:【全学年】視写プリント

 

もちろん、学校の教科書を書き写すのもよいでしょう。

ただし先ほども述べたように、論説文の読解では難しい言葉で書かれたなじみのないテーマを初見で読む力が必要です。

これを補うための”書き写し教材”となると新聞コラムがオススメ。

 

まずは定番の朝日新聞の天声人語。

朝日新聞社
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上のものは書き写しノート(学習用)で、本文がありません。

“新聞を購読していない”というご家庭は以下のものも必要です。

¥1,650 (2021/05/17 21:49:34時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

読売新聞の編集手帳もあります。

 

小学校高学年~中学生で「国語が苦手!」という場合は週2~3日で3ヶ月くらいこのような書き写しをすることで、「文章が読める」「内容が分かる」という実感が得られると思います。

ぜひ試してみてください。

 

注意点

文章の書き写しは、

「難しい文でも読める」

「文章の内容が分かる」

という点では効果があります。

 

ただし、「問題が読める」ことと「問題が解ける」ことは微妙に異なります。

このあたりのことは次回の記事で書いてみたいと思います。

最後までお読みいただき有難うございました。

【まとめ】
国語力のベースになるのはそれまでの言語体験の積み重ね。これを補うには読書や難しめの文章の書き写しが効果的。
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