昨今、将来を見据え中学受験を考える子どもが増加しています。
ただ、中学受験は予定しているものの、
「低学年の間何をやればいいの?」と不安に思う方も多いと思います。
そこで中学受験を経験済の保護者の立場から、低学年の間自宅で準備すべきことについて、できるだけシンプルにお伝えしたいと思います。
早速ですが、低学年ですべきことは大きくわけて2つです。
- 基本的な学習(計算・漢字・読書)と生活リズムの習得
- 体験学習~なぜ5感体験が必要か
では詳しく書いていきます。
基本的な学習習慣と生活リズムの習得
通塾開始(一般的には小3の2月)後、1日2~3時間集中して授業を受けることができるのは、低学年の土台作りがあってこそです。
そのためにも低学年で学習習慣・生活リズムを整えること(土台作り)が重要です。
例えば、「朝登校する前に10分、漢字と計算を必ずやる」「下校後すぐ学校の宿題を済ませる」などです。
特に朝学習を取り入れると、たいていの場合朝6時~6時半頃には起床する必要があり、自然に早寝早起きの生活リズムが整いおすすめです。
成績上位の子たちは単に地頭の良さばかりではなく、感情をコントールしたり、自己管理できる能力に長けています。生活習慣や学習習慣を見直すことはそれらの力をつけることにもつながるので特に意識したいところです。
では、1日単位で考えると、何をどれぐらいの時間学習すればいいでしょうか?
まずは漢字・計算を必ずやり、学習の基礎を作ること。
1日の学習時間は低学年では1日20~30分が目安です。
また時間的に余裕があれば、パズルや読書がおすすめです。
中学受験で頻出の立体・平面図形の基礎となる図形に、パズルやクイズに近い問題形式で遊び感覚で楽しく触れられます。
また受験問題は4教科とも長文が多いので、低学年から読書で文字に慣れることで語彙力や読解力アップが期待できます。
それでは次に、低学年でのおすすめ問題集について具体的に書きます。
おすすめの問題集8選
◇まずは漢字・計算の4選◇
次に「余裕があれば取り組みたい」おすすめのワークです。
学校の勉強だけでは伸ばすことが難しい力が身につきます。
◇余裕があれば取り組みたい◇
※ほかにも良書はたくさんあります。子どもと相性の良い、楽しく学べる問題集やワークを見つけましょう!
体験学習~なぜ五感体験が必要か
基本的な学習・生活習慣とともに重要なのが体験学習です。
理由は、難関校(ざっくりですが、サピックスで偏差値55以上、早稲田アカデミー・四谷大塚・日能研で60以上)であればあるほど、勉強だけでは解けないような試験問題にあります。
体験(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を通じて本物に触れる)+勉強で得た知識+好奇心+集中力など多くの要素をもって解く、問題集には掲載されていない初見問題が多いからです。
このことから、学校側も、勉強だけでなく様々な体験学習を通して知識を積み重ねたお子さんを求めていることがお分かりいただけると思います。
それでは、おすすめの五感体験を書きますので、ぜひ参考になさってください。
おすすめの五感体験
・アウトドア
→キャンプ・釣り・虫取り・海水浴・植物に触れる
・インドア
→科学館・博物館・水族館・美術館・工場見学・将棋・囲碁・オセロ・自宅で工作や実験・簡単な料理
現在、新型コロナの影響で外出も難しいかもしれませんが、自宅で工作や実験・大人と一緒での簡単な料理等はできますし、旅行等の遠出でなくても近所を散歩した際に虫や植物に触れることも可能だと思います。
ピンチはチャンス!今ある環境で出来ることを工夫することも、思考力を育むことにつながります。
適性検査型の入試は今後も拡がりをみせていくと思われます。そして、作文を書く際に必要となるのは自己の体験です。ここで挙げたような五感体験は具体的かつ説得力のある文章を書くための材料にもなります。
まとめ
繰り返しになりますが、低学年では、漢字・計算で基本的な学習習慣、決まった時間に1日20~30分勉強することを含め生活リズムを整えることが重要です。
また学習に余裕があれば読書やパズルにも触れ、同時に体験を積み重ねることで勉強が楽しいと思える土台がしっかりできるとベストですね!
健康第一で、日々できることを着実に積み重ねることが大きな基礎体力につながり入塾後の学習をスムーズにします。がんばりましょう!
- 記述力,表現力などの書くチカラを伸ばす
- じっくり、しっかり考える力が身につく
- 質の高い教材ワークが毎月届く
- 中高一貫や適性検査型入試を受ける予定のご家庭にはとってもオススメ
受講料 | 3,927円/月~ |
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テキスト | 紙テキストorタブレット |
レベル | 少し難しめ |
特徴 | 考えさせる問題が多い |